『かんぱぁ~い!いぇ~い!!』
あいつの声がした。
娘『今日はだめよ!たにさんが主役なんだから』
怪獣『たのしければすべておーけぃ』
怪獣はそう言って、私を拉致したのです。
もう誰もとめられません。
ここで怪獣の生態と特徴についてお話し致します。
まだ怪獣が可愛い人間の頃(Sとします)、人はSのことを、
枠と呼んだ。酒豪で、向かうところ敵なし、ざるの網も無いほど飲んでいたからだ。
おしとやかに時には楽しく、テンションは高いが、心はいつも冷静に飲んでいた。
ところが、Sが25,6歳の頃から日に日に、弱くなっていった。
老化なのか?特にこの1年間で、急にSの体力も限界となった。
そのころ、怪獣も姿を現していた。(今思えば、Sの体力を食べて成長したらしい)
Sは、つらいことがあっても楽しくても、現実逃避を望むようになっていた。
怪獣は、そこにつけ込んで急成長。
・餌として、怪獣はガソリンで動く(ガソリンはBEERらしい)
・ひらがなしか話せない(漢字や英語はダメ)しかもスローで話すらしい
・とにかく、無敵(世界に敵はいないと強気)
・人の肩をたたく
・都合が悪くなると、『かんぱぁ~い』でごまかす。
・調教師(仮名ヒロシ)が『ドウ、ドウ、ドウ』と言うと、5秒で深い眠りにつく。
・怪獣に聞いたところ、一応、登場時、相手は選んでいるらしい。
・涙は人に見せない
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
とりあえずBEER(ビール)
何度も言いますが、この話はフィクションです
工具やの娘
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆